スープボール

ゆとりの備忘録

私がジャニヲタになるまで

4年前にどハマリするまで長らく《 ジャニーズ 》を敬遠していた田舎者(女)が、所謂《ジャニヲタ》になるまでの経緯をそろそろ整理しておきたくなった。


木刀を使った遊びに付き合わされるなど、兄に弟のように扱われ、“女の子らしくすること” に対する妙な羞恥心を抱えて育ち、己の容姿に対するコンプレックスも相まって、 “《ジャニーズ》=女の子が好きなもの=私みたいなのが「ジャニーズ好き」なんて言ったら確実に笑われる” という、ひん曲がった考えに至った私。
それに加え、父と兄の影響で男くさい音楽に親しんでいたため、 “アイドル” に対する偏見も多少あったと思う。
しかし、《ジャニーズ》の楽曲や出演番組に触れる機会は実はかなり多かった。まずは、その理由を2つ挙げる。

【理由その①】
テレビっ子だった私は、特に音楽番組が大好きで、ほぼ毎週Mステを観ていた。今はなき『歌の大辞テン』『夜もヒッパレ』も同様に。また、「興味ありませんけど」というフリをしながら、何度か『8時だJ』を観たこともある。それ故、何だかんだで90年代~00年代のシングル曲であればサビ程度はなんとなく歌える。音楽の特番は大体録画していた。

【理由その②】← 最大の理由
ド級の田舎のため局が入り交じった地方局しかない上に、電波が上手く入らず、現6・8chを視聴出来なかった。民放で受信出来るのは現4・5chのみというテレビっ子にはあまりに酷な状況の中、その2局の娯楽番組を全力で楽しんでやろうとしていた。しかし、実家ルール《子どもは夜9時就寝》が枷となりリアルタイム視聴が出来なかったことから、【『日テレ土9ドラマ』→『夜もヒッパレ』を毎週録画】という習慣が身についた。『夜も〜』は、デビュー前のKAT-TUNGACKT氏の曲を歌うのを観れたり、今思えば大変貴重な番組だった。その習慣は、18歳で大学入学のため上京するまで続く(後に、地デジ化により実家も6・8chが視聴できるようになった)。

つまり、当時みんなが観ていた『ポケモン』『うたばん』『SMAP×SMAP』『学校へ行こう!』他…が観られなかった。が、恥ずかしいから “全部毎週観てますよ風” を装っていた (このモヤモヤを“ガコイコ・コンプレックス” と名付ける。また、兄が友人に『学校へ〜』を録画したVHSを何本か借りたことで、多少内容を知ることが出来た)。
それが当時小中学生の私にとってどれだけの苦痛であったか…。
それにより視聴できる2局にかける当時の私の情熱たるや()

以上2つ(になってない気がする)の理由から、90年代デビュー組の楽曲および出演番組(現4・5chに限る)はサラッと知っていた。
金田一少年の事件簿』『サイコメトラーEIJI』『ナースマン』『ごくせん』 あたりは全力で観ていた。

ここからは《ジャニヲタ》になった経緯を語る上で欠かすことのできないジャニタレお三方について書いていく。


【1】TOKIO松岡昌宏 さん
ジャニーズ事務所のグループ、TOKIOのメンバーであることは知っていたが《ジャニーズ》として意識したことはなかった。アヒル隊長を追いかけたり、電車と競争したりしているグループという印象が強い。
松岡くんへの不思議な “思い入れ” は、やはり『サイコメトラーEIJI』の影響が大きい。マヌケでやんちゃでかっこいい主人公が自分が持つ特殊能力を駆使して事件を解決する、そんなドラマにハマらない理由がない。しかも、ケンカっ早いけど情に厚いお調子者(演:井ノ原くん)と、気は弱いがやるときゃやる優等生(演:小原くん)との三人組。そりゃ観ますよ…。「映児の妹が羨ましい」とか思ってた (『ナースマン』『ヤスコとケンジ』もなんだけど、兄役が本当によく似合う) 。
周りには松岡くんを “かっこつけ” とか “ナルシスト” などと形容する人もいた。しかし私からすると、素敵な人がその自覚を持つことに何の疑問も違和感もないので、「はあ?」ってなもんだった。
『フラれて元気』みたいな情けない男の曲がTOKIOにぴったりでたまらない。松岡くんボーカルの『Autumn』もめちゃくちゃ好き。
松岡くんは、私がジャニーズにハマる “初期微動” を誘発した人だったかもしれない。


【2】V6・長野博さん
私が生まれて初めてハマった《ジャニーズ》それがV6である。
2001年のMステ15周年SPを録画したことから始まっていたのかもしれない。何度もその録画を観ているうちに『出せない手紙』が好きになっていた。しかしCDを買うなどの行動に出ることはなかった。それから時は流れ2013年の夏、何気なく観てしまった『V6の修●旅行』みたいな動画が元で、 “ガコイコ・コンプレックス” が暴走した。
その後出演番組の動画を漁り、“ V6おもしろい → そういや『出せない手紙』いい曲だったなあ → てかV6かわいい → だめだ好きだどうしよう → 近所のTSUTAYAにあるの全部借りちまえ → ちょうど良くOMGツアーのDVD発売? → 買ったれ! ”という流れ。
結論、V6は【THE ジャニーズ】であり、ギャップの宝箱。歌うま脚長トニ兄さんに大事に育てられたやんちゃかわいいカミっ子ちゃん。こんな6人に揃われちゃ勝ち目などない。
番組など諸々観ていると、長野くんの鉄人アイドルっぷりに驚かされる。今となっては全て “だって長野くんだから” の一言に尽きるのだが。
“『やさしさ』が具現化して眉目麗しく日本に爆誕” 、それが【長野博】なのである。たまにニコニコしながら黒いこと言うところも含めて。デビューまでの経緯など、知れば知るほど「この人、このグループすごい」としか言えなくなる。ありがとうV6。
当初はどうせすぐ飽きるだろうと踏んでおりましたが、その気配は全くない。全然書き足りないから、今度V6編を書かねばならぬ。


【3】関ジャニ∞丸山隆平 さん
丸山さんは上記のお二方は全く違って、正直私は苦手だった。訳のわからんこと言ってたり、ダダ滑りしてたり、ただの “お調子者” のようで (そりゃ仕事だし仕方無いけど) 。
エイトの曲はある程度知っていたし、マツコが好きなこともあって『月曜から夜ふかし』は毎週視聴。村上さんにはぼんやりと好感を持っていた。
イエローパンジーストリート』が無性に好きで、V6に落ちて以降他Gの曲も気になっていたこともあり、CDを借りて聴いてみた。そしたら、アルバム曲とc/wがいい!!何故教えてくれなかったのだ、高校時代の同級生eighterよ…。ライブDVD、ジャニ勉、クロニクルも観た。好き………。思ってたのと違った!とんでもない完全無欠のアイドル集団だった!早く教えてもらいたかった!
そして丸山さんはマジもんの『沼』でした。『〇〇沼』なる表現が好きではなく使ったことがないが、彼の魅力に気付いた途端に合点がいった。“かわいい”の化身、“かっこいい”の化身、“クレイジー”の化身…まるちゃんはとても忙しい。『野生のたぬき』『さよならおじさん』『丸山・ポリネシアン・隆平』どれも絶妙で、ねちっこいのも、ハート強いのか打たれ弱いのかぐっちゃぐっちゃなとこもプロ。
こんなこと書いていて自分自身驚いている。でも、これだけ遠回りをしなければ、好きになることはなかったはずなので結果としてよかった。健康に長生きしてくれたら何でもいいや!と思っている。
NEWアルバムが楽しみ。V6を好きな者として、関ジャムはたいへん羨ましい番組です。どうか曲シャッフルして歌って踊ってください。


もう…終わり方が分からない!!
とにかく!お三方は、私のジャニヲタ道を整えてくれた。
ひん曲がった自意識のせいで、なかなか踏み出せなかったけれど、素敵なんだから仕方無い!!!彼らを前にして平伏す他に道はない!!!
様々なものに熱を上げては冷め、を繰り返してきた私がこれだけ “どハマり” しているのが何よりの証拠。

他Gの曲も割と聴いている。そこから《【妄想】事務所Gシャッフルトリビュートアルバム》とか考え出して、スマホのメモがだいぶアブナイので、そちらもなんとかまとめたい。バンドも二次元も相撲もあっちこっち好きなので、それもひとつずつ書いて整理しておきたい。
文章にするのが下手くそ過ぎるため、矯正も兼ねてブログを書いていこうと思う。